カテゴリ:うるしの仕事( 8 )

最近もとになる木地を皮でつくる器、漆皮の製作に忙しいTKさん。

以前、長皿を乾燥させている写真を載せたのですが・・・10月13日の記事です。
こちらのお皿、しっかり漆を吸わせて強度をもたせ器らしくなってきましたよ。
そしていま、デザインを考え中。
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マスキングして漆を塗る位置や色分けを決めていきます。
出来上がりもお楽しみに!
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漆皮(しっぴ)って知ってますか?
かたちを施した皮革に、漆を染み込ませて固めた製品のこと。

皮革は複雑なかたちや曲線を簡単に作れる優れもの。
これに漆をしっかり塗れば漆が持つ特徴、強靭で滑らかな艶の出せる器になるんです。

最近はこの漆皮の作品を製作中です。

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このペラペラな皮は何になるでしょう?
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かたちを色々作って試作中。
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よく乾かしてから漆を塗ります。

出来上がりは・・・またブログで紹介いたします!
しばしお待ちを♪
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ときどき器の修理の仕事が入ってきます。
大切な器や思い出の品が割れてしまった時など金継ぎで直しています。
金継ぎとは、割れたり欠けたりした焼きものを漆で接着し、繕った部分を金を装飾していく修理方法のことです。金だけではなく銀や朱、黒、溜など漆で使われる色はどれでも出来ます。
実は去年、うちの長女が友人宅で床の間に飾ってあった大皿を見事に割っていただいて・・・1年近く掛かりましたが金継ぎで直しました。
元には戻りませんが、せめてうちで出来る事をと思い直させてもらいました。
出来上がりはこんな感じで・・・銀色で継いでみました。
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ただいま二段弁当箱を製作しています。
あがってきた木地に漆を刷り込ませる木地がためをして、縁に布にまく用意が出来ました。
このあと、後ろの白い布を蓋や箱にまいていきます。

この弁当箱は去年一段で小物ケースとして作りましたが、弁当箱として使うと丁度いいと好評だったので二段バージョンも追加して作ることにしました。
できあがりをお楽しみに。
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お弁当箱とセットでこちらの巾着をつけています。
じつはこの巾着、わたしの手作りです。
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お弁当箱は朱色と朱色より1センチほど大きい黒の2種類です。
お時間は多少かかりますが、お好みに合わせて色は変えることができます。

使い込んでいくと特に漆は艶が出て、色が明るくなり自分だけの色になっていきます。
きっと愛着が湧くのでは!
永くお使いいただけるように、出来るだけシンプルに作っております。
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うちの漆工房はふたつの部屋に分かれています。
ひとつは通常の塗りや研ぎものをする部屋。
もうひとつは仕上げの塗り(上塗り)をする部屋。
この上塗り部屋にはとても気を使います。
ごみやほこりが入らないようにしなければならないし、虫が入るのも困ります。
部屋の温度と湿度も管理しなくてはなりません。
だいたい、24度・60パーセントを保つようにしています。
うちには自宅にエアコンはありませんが、工房はエアコン・ストーブ・加湿器・除湿機が取り揃えてあります。
道具はほこりを掃う刷毛、塗り用の刷毛、余分な漆を取る刷毛、漆に付いた細かいごみをとる道具など。この最後の最後、仕上げの細かいごみをとるのに神経を使うようですよ。
この道具はトンビの羽の芯でつくったものです。
塗りあがったものは回転風呂という箱に入れて乾かします。回転風呂についてはまた今度書きます。
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久しぶりになってしまいましたが、漆のしごとの続きを書きます。
漆を塗る前には、色々な下準備があります。
今日は布着せ。
お椀のふちや高台に布を被せて丈夫にしたり、デザインとして被せたりするものです。
こんな感じです・・・
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米糊(上新粉を練ったものに漆をまぜたもの)を布に染み込ませて、うつわの木地に巻いたり貼ったりします。
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固まったら余分な処を切り取り、研ぎます。
お椀や皿は真空ろくろで研ぎます。たくさん溜まってますね~。
箱物や複雑な形の物は手で研いで行きます。
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これらをきれいに拭いたら漆を塗れる状態になります。
お化粧前の素顔をお見せした感じですね~。
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ちょっと漆のおはなし。
漆ってさわるとかぶれるのは知っていますよね。
TKさんも最初は顔も体もかゆくて寝られないほどだったそうです。
今はだいぶ強くなりましたが、つけっぱなしにするとかぶれます。
ちなみに私は長時間工房に居てもかぶれません!
どうやって漆を塗るかというと・・・

漆をこします。
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棒のところを持って塗ります。ネックレス、かんざしになる。
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白い部分が蝋になっている。アイロンで暖めたら器につけます。
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この写真はお友達のW・Kさんがとってくれたものです。
将来デザインや写真の仕事にも携わりたいと言っていました。
今は英語の先生です。

漆塗りの工程はたくさんあるのでまた続けていきますね。
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